AeroEdge(株)の航空機エンジン部品製造事業への本格的な進出に対し、優先株及び普通株出資を実施(特定投資業務)

AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市)は、歯車メーカーの菊地歯車株式会社(本社:栃木県足利市)から2015年に分社化された航空機エンジン用部品の製造・販売メーカーです。現在、海外の大手航空機エンジンメーカーであるSafran Aircraft Engines社と長期受給契約を締結し、歯車の精密加工技術を活かして製造した難削材のチタンアルミ製の低圧タービンブレードの製造等を手掛けています。

本件は歯車製造で培った技術力を生かし、航空機エンジン部品製造事業への本格的な進出を図るもので、我が国航空機エンジン業界の国際競争力強化に資すると共に新設された足利工場の雇用創出効果等を通じて地域経済の発展に資するプロジェクトです。

DBJは、2016年に優先株出資を行い、航空機業界にかかる知見の提供も含め、対象事業の事業体制構築支援を行うことでわが国航空機エンジン業界全体の新たな価値創出・国際競争力強化に貢献するとともに、2018年には低圧タービンブレードのさらなる量産体制を確立するとともに、今後の新たな事業展開の実現に向けて最新の工作機械等を導入し顧客ニーズに迅速かつ高度な技術で対応できる体制を整えるべく、他6社とともに増資引受を実施しました。