住江織物(株)に対し、環境格付に基づく融資を実施

1.日本政策投資銀行は、「環境配慮型経営促進事業」の対象として、住江織物株式会社(本社:大阪府大阪市)を選定し、平成20年9月29日に、融資を実行致しました。

2.環境配慮型経営促進事業は、当行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。

3.住江織物株式会社は、インテリア業界におけるリーディングカンパニーとして、環境に配慮した商品を積極的に展開するなど、地球環境保全・社会活動を積極的に推進しています。今回の評価では、①業界で初めて「エコマーク」新基準認定商品となり、かつ外部機関によるLCA評価を得た、リサイクル型タイルカーペット「SG―300」、②使用済みペットボトルから再生したリサイクルチップとピュアチップを原料とした再生繊維「スミトロン」、③リサイクルしやすい鉄道車両用シートクッション材、等の独自技術をベースに、製品納入先の自動車メーカーやホテル等との共同開発も含め幅広く展開している点等を高く評価しました。結果、同社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

4.当行は、環境格付融資について大手から中堅クラスに至るまで多様な企業の評価を実施しています。今後も、地域金融機関との連携を深め、環境配慮型経営の適切な評価を通じて地球温暖化の防止に努めて参ります。

以上

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