鹿島選鉱(株)に対し、融資を実施~リサイクル事業者初の「資源有効利用促進等資金利子補給金事業」認定取得~

1.日本政策投資銀行(総裁:室伏稔)は、鴻池運輸㈱(本社:大阪市中央区)の100%子会社である鹿島選鉱(株)(本社:茨城県鹿嶋市)に対し、24億円の融資を実行しました。本件は、製鉄ダスト等のリサイクル事業者として経済産業省による「平成20年度資源有効利用促進等資金利子補給金事業」の認定を受けた初めての案件です。

2.「資源有効利用促進等資金利子補給金事業」は、資源の有効利用の促進に係る設備投資向けに融資した金融機関に対し、国が利子補給することにより、資源エネルギーの合理的かつ適切な利用を促進し、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とするものです。

3.鹿島選鉱㈱は、鴻池運輸㈱の100%子会社であり、住友金属工業㈱鹿島製鉄所内にて製鉄ダストや産業廃棄物から製鉄原料や亜鉛精錬原料をリサイクルする事業を手がけています。当社工場(メタルサークルカシマ)においては、原料成分の厳格な選別や、長年の業歴に裏打ちされた操業ノウハウにより、天然の鉄鉱石や亜鉛鉱石と遜色ない製品品質を実現するとともに、その工程から二次廃棄物を一切出さない環境負荷低減型のビジネスモデル(パーフェクトリサイクルシステム)を確立しています。
当社は現在、社会的な環境意識の高まりや廃棄物処理ニーズの増大を受け、プラントの能力増強投資を計画中であり、当該投資による製鉄ダスト等のリサイクル促進を通じた環境負荷低減効果が評価され、上記利子補給金事業の認定を受けることとなりました。

4.日本政策投資銀行は、今後も資源循環型社会の形成促進に貢献する企業の取り組みを積極的に支援して参ります。
 

以上

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