エコノミスト賞は、1960年に創設され、日本経済および世界経済について、実証的・理論的分析に優れた作品に授与されるものです。歴代受賞者から多くの有為な人材を送り出し、「経済論壇の芥川賞」と評されています。
本書は、経済学と実践の両者の第一線に立った視点から、表裏一体の関係にある企業金融とコーポレート・ガバナンスの基礎および応用理論を解説するとともに、その現実性を情報と制度の側面から検証し、「企業とは何か」という問題提起に独自の見解と将来展望を示したものです。
主要目次 | ||
序 章 | 情報と制度からみる企業金融 | |
第1章 | コーポレート・ガバナンス論の系譜 | |
第2章 | 日本の経済発展とメインバンク・システム | |
第3章 | 日本の金融危機と銀行のガバナンス問題 | |
第4章 | 東アジア企業のガバナンス構造とアジア危機 | |
第5章 | 日本の企業金融とガバナンス構造 | |
第6章 | 企業金融とコーポレート・ガバナンスの展望 |
DBJの設備投資研究所は、1964年7月に設立以来、アカデミックかつリベラルな研究スタンスを保ちつつ、大学の先生などと連携しながら、金融、コーポレート・ガバナンス、設備投資、環境、教育、社会的共通資本、企業財務など幅広い分野の研究活動と情報提供を進めてきました。引き続き中・長期的な視点から、社会に貢献できるよう努めて参ります。
【お問い合わせ先】
設備投資研究所 総務班 電話番号 03-3244-1890