DBJ設備投資研究所長 花崎正晴 著『企業金融とコーポレート・ガバナンス-情報と制度からのアプローチ』(東京大学出版会)が「第50回(2009年度)エコノミスト賞」を受賞

 この度、毎日新聞社エコノミスト賞選考委員会により、株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏 稔、以下「DBJ」という)の設備投資研究所長 花崎正晴 著『企業金融とコーポレート・ガバナンス -情報と制度からのアプローチ』(東京大学出版会)が「第50回(2009年度)エコノミスト賞」の受賞作として選ばれました。

 エコノミスト賞は、1960年に創設され、日本経済および世界経済について、実証的・理論的分析に優れた作品に授与されるものです。歴代受賞者から多くの有為な人材を送り出し、「経済論壇の芥川賞」と評されています。

 本書は、経済学と実践の両者の第一線に立った視点から、表裏一体の関係にある企業金融とコーポレート・ガバナンスの基礎および応用理論を解説するとともに、その現実性を情報と制度の側面から検証し、「企業とは何か」という問題提起に独自の見解と将来展望を示したものです。

花崎正晴 著『企業金融とコーポレート・ガバナンス -情報と制度からのアプローチ』(東京大学出版会)  主要目次
  序 章 情報と制度からみる企業金融
  第1章 コーポレート・ガバナンス論の系譜
  第2章 日本の経済発展とメインバンク・システム
  第3章 日本の金融危機と銀行のガバナンス問題
  第4章 東アジア企業のガバナンス構造とアジア危機
  第5章 日本の企業金融とガバナンス構造
  第6章 企業金融とコーポレート・ガバナンスの展望

 DBJの設備投資研究所は、1964年7月に設立以来、アカデミックかつリベラルな研究スタンスを保ちつつ、大学の先生などと連携しながら、金融、コーポレート・ガバナンス、設備投資、環境、教育、社会的共通資本、企業財務など幅広い分野の研究活動と情報提供を進めてきました。引き続き中・長期的な視点から、社会に貢献できるよう努めて参ります。

【お問い合わせ先】
設備投資研究所 総務班 電話番号 03-3244-1890

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