関東電化工業(株)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施~新「DBJ防災格付」を同時取得・世界に通じる競争力強化を金融面から支援~

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、関東電化工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山下史朗、以下「当社」という。)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」及び新「DBJ防災格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJスマートジャパンプログラム」は、震災からの復旧・復興、円高、欧州金融危機、海外を含めたサプライチェーンの途絶など、外部環境の変化を踏まえた日本経済のサステナビリティ確保を目的に、(1)世界に通じる競争力強化、(2)まちづくり、(3)環境・エネルギー、の3つの取り組みについて金融サポートを行うDBJ独自の融資制度です。
 また、「DBJ防災格付」融資は、DBJが開発した独自のシステムにより防災及び事業継続対策への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「防災格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。

 当社は、取り扱いに高度な専門性が要求されるフッ素ガス系製品の製造分野において、強固な事業基盤を確立する化学メーカーです。特に、今後電気自動車等の車載用途の拡大が見込まれるリチウムイオン二次電池電解液原料となる電解質の製造分野においては、高い世界シェアと独自の技術を確立しております。

 本件は、同分野での世界シェアNo.1の維持・確立を目指す当社の企業活動を「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資によって支援するものです。
 加えて、今回同時取得を行った新「DBJ防災格付」においては、取り扱い難度の高いフッ素ガス系製品において、製造時のみならず輸送時の災害発生被害の拡大を未然に防止する対策に細心の注意を継続的に払っており、高い防災への意識を有している点を評価しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後のデフレ脱却と経済成長に資する事業を積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第1部  電話番号03-3244-1680
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