NECキャピタルソリューション(株)に対し、「DBJ環境格付」(8年連続最高ランク)に基づくシンジケートローンを組成-エコファイナンスを通じ東日本大震災からの被災地復興を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、NECキャピタルソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中重穗、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」にて8年連続の最高ランクを付与し、同制度に基づくシンジケートローンを組成しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、エコリース・エコファイナンス(※)によるエコビジネス拡大への支援を従来から積極的に進め、業界における環境配慮型ビジネスへの取り組みを牽引するリース事業者です。
 なお、DBJは、平成22年12月に当社と「環境対策を促進する事業に関する業務協力協定」を締結しております。
 
 本件シンジケートローンは、東北地域におけるエコリース・エコファイナンス取引などを対象に融資枠を設定するものであり、環境に配慮した事業経営を指向する企業・公益法人等の取り組みや、東北地域の震災からの復興と更なる発展に向けた支援に、当社、東北地域の地域金融機関およびDBJが共同して取り組むものです。

 環境格付における今回の評価では、(1)独自に策定しているエコリース・エコファイナンスの認定基準について、環境影響評価やLCA(Life Cycle Assessment)評価などの観点から不断の見直しを行い、その高度化に努めている点、(2)営業担当者に対するエコリース・エコファイナンス提案に係るインセンティブとして平成22年度から開始した「エコファンド制度」を進化させ、更なるエコリース・エコファイナンスの普及促進に努めている点、(3)NECグループのネットワークを活かした3R体制により、ゼロエミッションを維持し続けていることに加え、リースアップ品の回収・運搬に係る物流面の環境負荷についても収集運搬会社の監査を通じて効率化を進めている点等を、現状に甘んじることない当社の環境意識の高さを表す取り組みとして特に高く評価しました。
 その結果、当社は平成16年より8年連続となる「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による問題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来をともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(※)当社は、優れたエコプロダクツ製品のリースや環境に貢献する取引についてのファクタリング等を「エコリース」「エコファイナンス」と認定し、それに対するサービスに積極的に取り組むことによってエコビジネスを活性化しています。


<シンジケートローンの概要>

  組成金額:60億円
  アレンジャー:DBJ
  コ・アレンジャー :七十七銀行
  エージェント :DBJ及び七十七銀行
  貸出人 :七十七銀行、岩手銀行、東邦銀行、みちのく銀行、仙台銀行、大東銀行、DBJ

 【お問い合わせ先】
 企業金融第2部 電話番号03-3244-1660
 シンジケーショングループ 電話番号03-3244-0016

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