「東京国際空港国際線地区旅客ターミナルビル等整備・運営事業」の拡張事業に対するプロジェクトファイナンスの組成について

 株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社日本政策投資銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行の3行は、国が実施するPFI事業である「東京国際空港国際線地区旅客ターミナルビル等整備・運営事業」(以下「既存事業」)の拡張事業(以下「本拡張事業」)向けプロジェクトファイナンスのリードアレンジャー(主幹事)として、「東京国際空港ターミナル株式会社」(以下「事業者」)に対する、総額約1,250億円(既存融資の約840億円を含む)の協調融資(シンジケート・ローン)を組成しました。

 協調融資には、リードアレンジャー3行他、計20金融機関(詳細は関連PDFご参照)が参加し、株式会社みずほコーポレート銀行がエージェント(事務幹事)を務めます。

 事業者は、日本空港ビルデング株式会社が代表企業となり、株式会社日本航空、全日本空輸株式会社、成田国際空港株式会社、東京電力株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、セコム株式会社、東京瓦斯株式会社、京浜急行電鉄株式会社、東京モノレール株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行の13社にて2006年6月に出資・設立した会社です。

 2010年10月21日に供用開始された既存事業が順調に推移している中、2010年5月の『国土交通省成長戦略』及び2010年6月に閣議決定された国の『新成長戦略』における、「羽田空港の24時間国際拠点空港化」、国際線旅客ターミナル拡充の政府方針を受け、2011年6月に本拡張事業を実施することの合意に至ったものです。なお、国際線旅客ターミナルビル、空港利用者用駐車場等の拡張の設計・施設整備及び運営・維持管理を、引き続き国からのサービス対価等の支払によらず、「民間の知恵と資金」を積極的に活用した、独立採算型のPFI事業として行います。

 リードアレンジャー3行は、PFI事業向け融資に積極的に取り組み、多数の実績を有しております。本事業は、「首都圏の空の玄関」として公共交通インフラにおける最重要の国家プロジェクトの一つである羽田空港の国際化の更なる拡充を担う事業として、その重要性を十分に認識し、これまでの取り組みを通じて培ったノウハウを活かし、事業性に即した弾力的且つ高度なファイナンススキームを構築することによって、今後、約25年間に及ぶ長期間にわたる本事業の推進を、ファイナンス面から引続きサポートしてまいります。

 【お問い合わせ先】
 経営企画部 広報・CSR室 電話番号03-3244-1180

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