日本エボリュー(株)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施-世界に通じる競争力強化を金融面から支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、日本エボリュー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田雅也、以下「日本エボリュー」という。)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施しました。

 「DBJスマートジャパンプログラム」は、震災からの復旧・復興、円高、欧州金融危機、海外を含めたサプライチェーンの途絶など、外部環境の変化を踏まえた日本経済のサスティナビリティ確保を目的に、(1)世界に通じる競争力強化、(2)まちづくり、(3)環境・エネルギーの3分野について金融サポートを行うDBJ独自の融資制度です。

 日本エボリューは、メタロセン触媒を使用した高機能ポリエチレン「エボリュー®」を製造するメーカーです。「エボリュー®」は、汎用グレードのポリエチレンに比較して衝撃強度・突刺し強度・耐穴あき性等の強度に優れ、低臭性・低温シール性等の高い機能性を有しています。そのため、食品包装を中心に幅広く利用され、「食の安心・安全」に貢献するとともに、包装資材の薄膜化・軽量化を可能にし、自動包装の高速化・歩留まりの向上等、食品工場の低コスト化に繋がる素材として高く評価されています。

 今般、日本エボリューは、千葉県市原市に所在する三井化学コンビナート内における製造プラントの生産能力を増強することにより、日本国内及び伸長するアジア・新興国の需要に迅速に対応する体制を整えることを企図しております。
 今回の融資は、アジアにおける高機能ポリエチレンのトップサプライヤーとしての地位強化を目指す日本エボリューを「DBJスマートジャパンプログラム」に基づいて支援するものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、東日本大震災からの復旧・復興やわが国の成長に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680
DBJ News一覧へ戻る