(株)大阪チタニウムテクノロジーズに対し、「DBJ 環境格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役社長:西澤庄藏)に対し、「DBJ 環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ 環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 同社は、昭和27年創業のチタン・ポリシリコン製造メーカーです。世界でも数社のみが製造可能な、航空機や電力・化学プラントなどに使用される高品質スポンジチタンや、高い純度を要求される半導体向けポリシリコンを長きにわたり生産・販売してきた実績を有する等、世界有数の素材メーカーとしての地位を確立しています。

 今回の評価では、(1)高品質スポンジチタン、チタンインゴットを供給することで、最終製品の軽量化による省エネルギーを実現できること、また、高純度ポリシリコンの供給も加え、当社の製品自体が、ライフサイクル全体での環境負荷の低減に大きく貢献している点、(2)製造工程における副産物のほぼ全量をリサイクル可能とする独自のクローズドシステム(※)の構築や逆浸透膜を活用した排水リサイクル設備の導入等を通じ、各種環境負荷項目の原単位削減を実現している点を高く評価しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(※)「クローズドシステム」とは、工場などで有害物質を排出しないシステムのこと。
 【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455
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