日本水産（株）に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施－水産業界初のBCM格付取得－

　株式会社日本政策投資銀行（代表取締役社長：橋本徹、以下「DBJ」という。）は、日本水産株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長執行役員：細見典男、以下「当社」という。）に対し、水産業界では初の「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

　「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより防災および事業継続への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

　当社は、資源アクセス（漁業・養殖）、海外販路等に強みを持つ水産会社です（明治44年創業）。水産物をはじめとした資源から「グローバルバリューネットワーク」を構築しており、当社の商品供給力に対する取引先各社からの信頼は厚く、水産業界有数の地位を確立しております。
　
　今回の評価では、(1) 供給責任を果たすべく、生産拠点を地理的に分散させ、供給責任を果たすに必要なハード面での対策が講じられている点、(2)リスクマネジメント委員会を中心に、当社グループ全体の事業継続性向上に資する総合的な運用がなされている点、(3)BCPの実効性を確認し、高度化を図るための大規模災害等を想定したシミュレーション訓練を継続的に実施している点、等を高く評価しました。
　
　これら当社の積極的な取り組みについて、業界をリードするものとして高く評価した結果、当社は「防災および事業継続への取り組みが優れている」という格付を取得することになりました。なお、水産業界における「DBJ BCM格付」の取得は、今回が初めての事例となります。

　DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます～」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

　【お問い合わせ先】
　企業金融第3部　電話番号03-3244-1990