ジャパン マリンユナイテッド(株)に対し、「事業再構築等促進業務」に基づく融資を実施-国際競争力強化を図るための産業再編等を金融面から支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三島愼次郎、以下「当社」という。)に対し、「事業再構築等促進業務」に基づく200億円の融資を実施しました。

 「事業再構築等促進業務」は、国際競争力の強化等を図るため、産業再編等を行う者で、産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法(以下「産活法」という。)に基づく事業再構築計画等の認定を受けた者に対して、DBJが指定金融機関として必要な資金を供給する融資業務です。

 当社は、平成25年1月1日にユニバーサル造船(株)(出資比率:JFEホールディングス(株)84.93%、日立造船(株)15.07%)と(株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(同:(株)IHI 100%)の合併により誕生した国内最大クラスの造船会社です。主に大型のばら積み船、タンカー、コンテナ船などの新造・修理を得意とし、更に護衛艦や掃海艇などの艦船・艦艇にも強みを有します。

 本件は、平成24年8月31日に国土交通省から事業再構築計画の認定を受けたことを踏まえ、DBJが長年行ってきた企業再編への取り組み、および日本の造船業界に対する継続的支援によって蓄積してきた知見を生かし、統合意義、ならびに統合効果による国際競争力向上を評価し、融資を実施したものです。

 未曾有の円高や世界的な船腹過剰という造船会社を取り巻く経営環境は、今後とも厳しい状況が続くと見込まれています。DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、わが国造船業の国際競争力強化への取り組みを支援し、日本の海事クラスターの維持、発展に貢献してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680
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