(株)日本政策投資銀行と(株)千葉銀行が米国ロングビーチ裁判所PPPプロジェクトに共同参画-欧米インフラ分野での収益機会確保やノウハウ蓄積に向けた協業を推進-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社千葉銀行(本社:千葉県千葉市、代表取締役頭取:佐久間英利、以下「千葉銀行」という。)と今般、米国カリフォルニア州ロングビーチ裁判所PPPプロジェクト(注)に共同参画しました。両行は、本件を皮切りに従来からの国内分野を中心とした協力関係を海外分野へも発展させます。

 欧米インフラ分野におけるプロジェクトファイナンス市場は、インフラ需要の高まりと各国の財政的な制約を受けて、今後更なる拡大が期待されております。また、欧米インフラプロジェクトでは、高度なストラクチャリング・ノウハウを駆使することで、リスクに比して適切なリターンが確保されるケースが多く、長期安定的かつ相応のリターンを確保できる収益機会として世界的に投融資選好が強まっております。

 DBJと千葉銀行は、従来から国内分野において協力関係を築き、プロジェクトファイナンスについては、協調融資等の実績を積み重ねてまいりました。今後は、斯かる協力関係を深耕発展させ、欧米インフラプロジェクトについても、プロジェクト組成状況や業界動向等の情報およびストラクチャー等に関する知見ノウハウを相互に共有するほか、個別プロジェクトに対して欧米金融機関等と協調して優良なプロジェクトへの融資参画を進めてまいります。
 また、中長期的な視点からノウハウ蓄積に取り組み、国内インフラ市場の成長にも貢献してまいります。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、欧米インフラ分野における融資機会や長期安定的な収益機会の確保およびノウハウの蓄積等に向けた地方金融機関の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注)訴訟件数および収容人数において米国カリフォルニア州最大級で社会的・政策的に重要である同裁判所の建て替え・運営維持事業を、パフォーマンス・ベース契約型のPPPスキームを活用して民間資金によって実施する同州初の社会インフラプロジェクトです。収入の約9割がカリフォルニア州政府から安定的なサービス購入フィーとして支払われる一方、高度なリスクマネジメントによりリスクが適切に軽減され、リスクに比して適切なリターンが期待されます。現在は、欧米のPPPプロジェクトへの投資に特化したインフラファンドであるMeridiam Infrastructureのスポンサーシップの下、経験・実績豊富な建設業者・維持管理業者により事業が遂行されております。
 【お問い合わせ先】
 ストラクチャードファイナンスグループ 電話番号03-3244-1590
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