みなとみらい二十一熱供給(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-熱供給業界初の環境格付取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、みなとみらい二十一熱供給株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:樋髙雄治、以下「当社」という。)に対し、熱供給業界では全国初となる「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、みなとみらい21の優れた街づくりを環境面で支える事を目的に、地区全体の冷暖房および給湯に利用する冷水・蒸気をプラントにて一元的に製造・供給を行う熱供給事業者です。熱源設備の外部共用化により、集中・効率的に管理する地域熱供給システムの運営を通して、同地区の環境負荷低減や安全・快適な街づくりに貢献しています。

 今回の評価では、(1)大規模潜熱蓄熱システムを通じた夜間電力の活用や高効率冷凍機の導入等、省エネに資する設備投資を計画的に実施していることに加え、稼働後の設備についても法定を上回る適切な整備や、運転実績の分析を踏まえた効率的な運転管理の継続実施により、著しい環境側面であるCO2排出原単位を中長期的に改善させている点、(2)自社のみならず、供給先に対する冷温熱使用状況の適切なフィードバックやインセンティブ制度の導入を通じ、供給先の熱使用のピークカットに努めている点、などを高く評価しました。
 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが十分」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 都市開発部 電話番号03-3244-1710
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