京セミ(株)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施-世界に通じる競争力強化を金融面から支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、京セミ株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:西村富夫、以下「当社」という。)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施しました。

 「DBJスマートジャパンプログラム」は、震災からの復旧・復興、円高、欧州金融危機、海外を含めたサプライチェーンの途絶など、外部環境の変化を踏まえた日本経済のサステナビリティの確保のため、(1)世界に通じる競争力強化、(2)まちづくり、(3)環境・エネルギーの3分野について金融サポートを行うDBJ独自の融資制度です。

 当社は、昭和55年に京都にて設立された光半導体デバイスの専業メーカーで、北海道内に2工場(恵庭市および空知郡上砂川町)を構えています。光半導体デバイス事業では、顧客ニーズに対応した高性能、高信頼度の製品を中心に生産し、近年では、各国で整備が進む光ファイバー網の基幹となるフォトダイオード(注)も生産しています。
 また、平成24年5月には、当社が世界に先駆けて発明し、独自開発した球状太陽電池事業につき、子会社スフェラーパワー株式会社を設立し、現在、量産化に向けた整備を行っています。

 今般当社は、国内外で増大する光通信設備需要および光センサー需要に対応するため、北海道内2工場の高度化に資する設備投資を行うことを決定しました。本件は、わが国の国際競争力強化につながる当社の取り組みを、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づいて支援するものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注)「フォトダイオード」:光信号を電気信号に変換する半導体素子のこと。
【お問い合わせ先】
 北海道支店 業務第一課 電話番号011-241-4516
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