「中国地方の食料品製造業と企業の農業分野への参入について」を発行

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、このたび、「中国地方の食料品製造業と企業の農業分野への参入について」と題した調査レポートを発行しました。

 中国地方5県の食料品製造業の規模は、事業所数が全体で約2千箇所、製造品出荷額は約1兆5千億円であり、製造業全体に占める食料品製造業の従業員数割合は各県とも1割以上となるなど地域を支える重要な産業であると言えます。その中で中国地方における農業分野への参入企業数は近年増加傾向にあり、今後は、企業の農業参入を地域農業の持続可能性を高める契機と考えて積極的に評価し、企業を地域農業の主たる経営体として位置付け、参入を後押しする仕組みづくりが求められていると考えられます。

 当レポートでは、中国地方においても、EUで成果を上げている地理的表示保護制度を活用して付加価値を上げ、農業生産者所得等を増やした企業や内外の認知度を向上させる等一定の貢献をした企業を適切に評価し、アワードの設立等地域で表彰することを提言しており、企業の参入を推進していくための制度設計や企業側・地域側それぞれに求められる事柄について考察しています。

 当レポートをご希望の方は、DBJウェブサイト「地域・海外レポート(中国)」(https://www.dbj.jp/investigate/list/?year=2015&cat=report&area=chugoku)に掲載していますのでご参照ください。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による問題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来をともに実現していきます~」に基づき、今後とも地域に役立つ情報発信を積極的に行ってまいります。


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