2015・2016・2017年度 設備投資計画調査「地域別 2016年度 設備投資計画の特徴」について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、「地域別 2016年度 設備投資計画の特徴:全産業では、ほぼ全ての地域で増加-製造業は、全国的に輸送用機械、化学などが牽引、非製造業は、全国的に運輸、大都市圏では不動産や卸売・小売などが牽引-」を取りまとめました。

 今回の調査では、大企業・中堅企業の2016年度地域別国内設備投資計画は、製造業では北海道と北陸を除く全地域で増加、非製造業も北陸を除く全地域で増加となり、全産業では北陸を除く全地域で増加となりました。

 今回調査に基づく2016年度の地域別国内設備投資の特徴として、以下の点が挙げられます。
(1)大都市圏・地方圏ともに二桁増。大都市圏は運輸、不動産、卸売・小売が牽引し、5年連続増加。伸び率は再び地方圏を上回る。地方圏は化学、輸送用機械のほか、運輸が牽引し、4年連続で増加する。
(2)業種別では、製造業は、輸送用機械、化学などが牽引している地域を中心に高い伸びとなっている(輸送用機械が牽引:中国、四国、東海等、化学が牽引:東北、四国、中国等)。
(3)非製造業は、全国的に運輸、大都市圏では不動産や卸売・小売が牽引している。一部に宿泊・観光関連の積極的な投資がみられる(関西、中国、首都圏等)。

 今後、インバウンドを始めとした内外需の好調を受けて、各地域の重点産業の活性化が図られることにより、大都市圏・地方圏ともにバランスのとれた投資活動の継続が期待されます。

※1.大都市圏首都圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)、愛知、三重、京都、大阪、兵庫
※2.地方圏上記以外

 本調査の詳細は、DBJウェブサイト内「設備投資計画調査 地域別設備投資計画調査 地域別設備投資計画の特徴」に掲載していますので、ご参照ください。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後とも地域に役立つ情報発信を積極的に行ってまいります。


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 地域企画部 電話番号03-3244-1633

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