「関西BNCT医療センター(仮称)」整備事業に対するシンジケート・ローンを組成-地域金融機関と協調し、世界初の共同利用型BNCT専門医療拠点の整備をサポート-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、学校法人大阪医科薬科大学(本部:大阪府高槻市、理事長:植木實)の「関西BNCT医療センター(仮称)」整備事業に対して、地域金融機関を含む民間金融機関の参加によるシンジケート・ローンを組成しました。

 「関西BNCT医療センター(仮称)」は、大阪医科大学のキャンパス内に設置され、世界初の共同利用型BNCT専門医療拠点として、京都大学原子炉実験所、大阪大学医学部、大阪府立大学BNCT研究センター等の研究ネットワークと連携することにより、関西がBNCTの研究・医療で今後も世界をリードしていくことが期待されます。

 BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)は、加速器から発生する中性子とホウ素の反応を利用し、正常細胞にほとんど損傷を与えず、がん細胞を選択的に破壊する治療法で、次世代のがん治療法として期待されています。現在は、脳腫瘍および頭頸部がんについて、最終治験が進められています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、わが国の医療の発展に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

<関西BNCT医療センター(仮称)の概要>
建設予定地大阪府高槻市大学町2番7号(大阪医科大学内)
機能PET検査及びBNCT治療
施設開設2018年6月(予定)
BNCT診療開始2019年8月(予定)

<シンジケート・ローンの概要>

組成金額55億円
借入人学校法人大阪医科薬科大学
アレンジャーDBJ
ファシリティ・エージェントDBJ
貸出人DBJ、三井住友銀行、池田泉州銀行

【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号 電話番号06-4706-6455
 シンジケーション・クレジット業務部 電話番号03-3244-0006

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