武州ガス(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-協力会社と一体となった事業継続基盤の構築等を高く評価、最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、武州ガス株式会社(本社:埼玉県川越市、代表取締役社長:原敏成、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより防災および事業継続対策への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、埼玉県西部の川越市・所沢市・狭山市等7市4町において、約21万戸の需要家への供給を担う都市ガス事業者です。エネルギー安定供給という社会的責任を果たすべく、高い水準の防災・事業継続対策を進めています。

 今回の評価では、以下の点を高く評価しました。
(1)関東平野北西縁断層帯地震等の被害想定を踏まえ、緊急遮断ブロックの細分化を進めるとともに、主要ガス導管のループ化を通じた冗長化対策や移動式ガス発生装置の増強を中心に早期復旧対応力向上に向けたハード対策を計画的に進めている点
(2)重要業務を災害対応業務、最低維持業務に区分した上で、中断不可能な継続業務の必要な人数を精査・整理し、各業務の優先順位についても定期的な見直しを行っている点
(3)協力会社と協定書を締結し、有事の際に提供可能な人員・機材数を定期的に把握していることに加え、定期的な教育機会の提供や合同訓練の実施等により、協力会社と一体となった事業継続基盤を構築している点

 その結果、当社は「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得しました。なお、今回の融資資金の一部は、主要ガス導管ループ化等、当社の防災・事業継続対策の一層の強化に資する投資に充てられる予定です。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も防災および事業継続に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   企業金融第5部 電話番号 03-3244-1620

DBJ News一覧へ戻る