三菱製紙(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-5年連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、三菱製紙株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:鈴木邦夫、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、世界で初めての融資メニューです。

 当社は、明治31年創立の製紙メーカーで、塗工印刷用紙やインクジェット用紙などを主力製品としています。「世界市場、技術力、地球環境のアプローチから、社会に貢献することを目指します」の企業理念に基づき、付加価値の高い紙製品を市場に供給するとともに、原料調達や環境配慮製品の創出等による循環型社会の構築に努め、本業を通じた環境活動を高い水準で実践しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
(1)環境に配慮した原材料調達はもとより、人権配慮等の広範なCSR項目について取引先調査を継続的に実施するなど、サプライチェーンにおける環境・CSR面に配慮した責任ある調達を推進している点
(2)森林保全や林業の活性化を目的としたエコシステムアカデミーにおける独自の取り組みや、企業と生物多様性イニシアチブ(JBIB)等の外部イニシアチブの活動を通じた他企業の持続可能な森林経営の支援活動など、社外に向けて持続可能な社会の構築に向けた活動を多層的に実施し、社会的責任を果たしている点
(3)コーポレートレポートのなかで、当社グループを取り巻く社外からの要請を踏まえ、自社でCSR課題を抽出し、KPIを特定したプロセスの概要の開示を開始した点

 その結果、当社は5年連続で「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   企業金融第5部 電話番号 03-3244-1620

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