(株)紫野和久傳に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、株式会社紫野和久傳(本社:京都市上京区、代表取締役:桑村綾子、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実行しました。

 「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みです。関西支店では、「関西地域の観光活性化サポートプログラム」をテーマの一つとして、関西地域にて良質かつ安定した観光インフラの供給を担う企業の取り組みを、情報面・資金面からサポートしています。

 当社は、「和久傳旅館」(明治3年創業)を嚆矢とし、料亭の味を家庭で楽しむ「おもたせ」として、素材の味を生かした菓子・惣菜の製造販売を手がけています。平成19年には、創業の地である京丹後市久美浜町に製造拠点「和久傳の森」を設け、製品製造や植樹等を通じた独自の地方創生に取り組んできました。
 今般当社は、「和久傳の森」内に美術館「森の中の家 安野光雅館」と工房レストラン「wakuden MORI」をオープンしました。美術館では安野光雅の繊細で柔らかいタッチの絵画と安藤忠雄の建築を、レストランでは地元の食材を使った創作料理を楽しむことができ、美術館・製造工房・レストランが一体となって、京丹後の文化・観光の活性化に繋がると期待されています。本件は、こうした当社の取り組みを、「地域元気プログラム」の対象として認定し、融資を実施したものです。また、当社の取り組みを長く支援してきた株式会社京都銀行も協調して融資を実施しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後も地域の成長に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455
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