東日本大震災復興・成長支援ファンドによる宮城蔵王観光株式会社への融資実施について~「東北観光金融ネットワーク」のもと初の融資を実施~

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)、株式会社七十七銀行(代表取締役頭取:氏家照彦、以下「七十七銀行」という。)および株式会社地域経済活性化支援機構(社長:今井信義、以下「REVIC」という。)が共同出資する東日本大震災復興・成長支援ファンド「みやぎ復興・地域活性化支援投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、宮城蔵王観光株式会社(本社:宮城県刈田郡蔵王町、代表取締役:門脇次男、以下「当社」という。)に対して融資を実施しました。

 当ファンドは、東日本大震災による被災地域の復興・成長に資する事業を行う企業の資金調達ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、地域の成長と活性化を支援するため、平成26年12月に設立されました。

 当社は、宮城県内のスキー場で最大規模の集客を誇る「みやぎ蔵王えぼしスキー場」を運営しています。本件は、来年、同スキー場開業40周年を迎えるに当たり、ウインターシーズンにおいて気候条件に依存しない営業体制を構築するために人工降雪機およびその関連設備を整備するに際し、資金面から支援するものです。

 今回の融資は、本年3月に七十七銀行を含む東北地方銀行6行およびDBJが締結した「観光振興事業への支援に関する業務協力協定」に基づく協力体制「東北観光金融ネットワーク」(別紙参照)のもと実行される初めての融資案件であり、今後各行のネットワークを活用したビジネスマッチング等を通じ、地域のさらなる魅力向上と地方創生を図ります。

 DBJ、七十七銀行およびREVICは、引き続き、当ファンドによる企業への投融資等を通じ、被災地域の復興・成長を支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   東北支店 業務第一課ファンド業務グループ 電話番号 022-227-8183

【ファンドの概要】
 (1)名称みやぎ復興・地域活性化支援投資事業有限責任組合
 (2)規模当初50億円(ただし組合員の同意の下に100億円まで増額可能)
 (3)設立平成26年12月8日
 (4)出資者無限責任組合員(GP): (株)東北復興パートナーズ
有限責任組合員(LP): DBJ、七十七銀行、REVIC
 (5)期間投資期間5年、存続期間7年4ヶ月(但し、必要があれば、投資期間で2年以内、存続期間で1年以内の延長を行うこともあります。)

【ファンドのスキーム図】

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