航空機ファイナンス分野で新たなメザニンファンドを組成-エアバス社が製造する新造機等に対しメザニンローンを提供する2号ファンドを組成-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、世界的な航空機メーカーであるAirbus SAS(本社:フランス共和国、以下「エアバス社」という。)、エアバス社のグループ金融機関であるAirbus Bank Gmbh、ドイツ系銀行であるNorddeutsche Landesbank Girozentrale(本社:ドイツ、以下「Nord Lb社」という。)および航空機リース会社のNovus Aviation Capital(本社:アラブ首長国連邦、以下「Novus社」という。)とともに、航空機ファイナンス分野においてメザニンローンを提供する2号ファンド「Tamweel Aviation Finance II, L.P.」(以下「2号ファンド」という。)を組成いたしました。

 航空機ファイナンス市場は、年間1,200億ドルもの巨大市場であり、今後も年率5-10%のペースで成長することが見込まれていますが、ECAファイナンス(輸出信用機関による保証付ファイナンス)の大幅な縮小等から一定の資金供給制約が生じております。このような制約に対応すべく、DBJ、エアバス社およびNovus社は、平成25年に航空機ファイナンス分野で初の本格的なメザニンファンド「Tamweel Avitaion Finance, L.P.」(以下「1号ファンド」という。)を組成し、メザニンファイナンス市場の育成を図ってまいりました。1号ファンドは、ファンド期間中においてNord Lb社による参加もあり、ファンド規模を拡大させながら、グローバルに航空会社およびリース会社に対してメザニンローンを提供することができました。現在までに1号ファンドによる資金は概ね全額が実行されましたが、お客様からの更なる需要の高まりを受け、今般、2号ファンドを組成いたしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、航空機ファイナンス分野におけるメザニンファイナンス市場を、日本を含めて育成・拡大することにより、航空機業界の健全な発展を積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   企業金融第4部 電話番号 03-3244-1640
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