日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成12年1月19日
  • 日本政策投資銀行

ベンチャーインキュベーションファンドの創設
スタートアップ段階のハイテクベンチャー企業支援のための
ファンド(投資事業組合)への出資

昨年11月に出された政府の「経済新生対策」の一つの柱であるベンチャー企業向け金融支援策の一環として、日本政策投資銀行では、政府系ベンチャーキャピタルの新規事業投資(株)への出資を通じて、民間のベンチャービジネス支援企業と共同して、情報通信、バイオ等の先端的かつ重要な産業分野において、インキュベート機能を備えたファンド(投資事業組合)を形成し、ベンチャー企業を支援します。

  1. 本件ファンドの投資対象は、上記の産業分野において技術のシーズを持つコンセプト・スタートアップ段階にあるベンチャー企業であり、リスクが高くかつ投資回収に長期を要することから、採算性を重視する民間ベンチャーキャピタルのみでは対応が困難であるため、政府系の新規事業投資(株) が民間企業と協調してファンド形成を行うものです。
  2. ファンドの運営は、ジェネラルパートナーとなる民間のベンチャービジネス支援企業が中心となって執り行います。案件の発掘・選別から事業性の検証、その後のマーケティング、事業計画策定から経営者の派遣等、事業化に至るまでの一貫したベンチャー企業育成を実現します。 新規事業投資(株)及び日本政策投資銀行はそれぞれのネットワークとノウハウを活用して、ジェネラルパートナーを支えます。
  3. 情報技術、バイオ、環境等の各分野毎に合計3~4のファンドを設立する予定で、各ファンドの規模(民間出資含む)は20億円程度となる見込み。
【お問い合わせ先】
日本政策投資銀行 新規事業部
Tel:03(3244)1976