日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成13年3月28日
  • 日本政策投資銀行

日本政策投資銀行、日本最大の風力発電所建設事業に
新エネルギー開発融資を実施
~エコ・パワー(株)による「むつ小川原ウインドファーム」建設事業~

日本政策投資銀行(以下「政策銀行」)は、日本最大の風力発電所建設事業に対して、新エネルギー開発融資を実施した。

今次事業は、エコ・パワー(株)が、青森県の「むつ小川原工業基地」内において日本最大の風力発電施設(むつ小川原ウインドファーム、出力計 33,000kW)を建設するものである。政策銀行は、同事業の12年度資金を対象に135百万円の低利融資(政策金利II、融資比率4割)を行った。

現在、風力発電事業は、クリーン・エネルギーとして期待されている。NEDOの補助金、電力会社による長期電力購入メニューの導入、政策銀行の融資制度等の支援強化を背景に、北海道、東北地方を中心に全国で風力発電プロジェクトが立ち上がり、その規模も大型化してきている。

エコ・パワー(株)は、風力発電事業者として我が国では草分け的存在であり、これまで山形県立川町、北海道留萌市など全国の多数の地点において事業を展開してきた。今般、当社は、むつ小川原工業基地内において、総出力33,000kW(1,500kW型22基)の我が国最大の規模となる風力発電施設を建設する。平成13、14年度の2ヶ年に亘って段階的に立ち上げ、発電した電力は、全量を東北電力(株)が17年間に亘り購入する。

政策銀行では、本件は新エネルギー開発の促進という観点から政策効果が高いものと判断し、低利かつ安定的な政策銀行資金の活用により本件事業の円滑な立ち上げを支援すべく、今回の融資実行に至ったものである。13年度以降も融資比率4割を目途に実行する予定である。

<融資プロジェクトの概要>

●プロジェクト 風力発電施設(むつ小川原ウインドファーム)建設工事
●事業内容 むつ小川原工業基地内において日本最大の風力発電施設
(むつ小川原ウインドファーム、出力計33,000kW)を建設。
●事業者 エコ・パワー(株)
●総事業費 約58億円(うち政策銀行の今次融資対象は平成12年度工事分)
●融資金額 4割程度(12年度:135百万円)
●融資制度 新エネルギー・自然エネルギー開発
【お問い合わせ先】
日本政策投資銀行
環境・エネルギー部
Tel 03-3244-1620