日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成15年10月1日
  • 日本政策投資銀行

みずほコーポレート銀行・三井住友銀行・日本政策投資銀行が協調して、
ダイワ精工(株)に対するシンジケート・ローンを組成
- コベナンツ・ファイナンスにより経営改革計画の実現を支援 -

  1. 株式会社みずほコーポレート銀行(アレンジャー、以下「みずほコーポ銀」)・株式会社三井住友銀行(アレンジャー、以下「三井住友銀」)・日本政策投資銀行(コ・アレンジャー、以下「政策銀」)の3行は協調して、ダイワ精工株式会社(以下「当社」)に対し、政策銀の制度融資である事業構造改革促進融資を組み込んだ総額81億円の(※1)シンジケート・ローンを組成しました。なお、本件シンジケート・ローンには、みずほコーポ銀・三井住友銀・政策銀の他、当社の既往取引金融機関6社が参加し、うち、りそな銀行はコ・アレンジャーとして参画いたしました。
  2. 当社は、抜本的な経営改革計画を策定して事業構造の改善を図っているところですが、参加金融機関は、複数のキャッシュフローシミュレーションを実施してその実現性が高いものと判断したほか、当社の事業内容の素地等を高く評価した結果、当該経営改善計画を承認したものであります。
  3. 本件シンジケート・ローンの貸付条件につきましては、経営改革計画の達成年次である16年度決算期計画における経営指標に基づく数値基準を設定し、その達成如何により取引条件を見直す等のコベナンツ(融資契約における借入人の誓約事項)を盛り込んでおり、参加金融機関が協調して当社経営をモニタリングする仕組みが整えられています。
  4. みずほコーポ銀と三井住友銀及び政策銀は、今後もこうしたシンジケート・ローンをアレンジすることにより、有益な素地を持つ中堅企業等の資金調達を支援していく方針です。

※1 シンジケート・ローン:協調融資銀行団が一本の契約に基づいて行うローン形態。


【案件の概要】

◆ ダイワ精工株式会社向けシンジケート・ローン

・ 組成総額 : 81億円
(政策銀トランシェ:15億円、民間金融機関トランシェ:66億円)
・ アレンジャー : 株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社三井住友銀行
・ コ・アレンジャー : 日本政策投資銀行、株式会社りそな銀行
・ 参加金融機関 : 株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社三井住友銀行、日本政策投資銀行に加え既往取引金融機関6社を含む計9社

以 上