日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成15年10月10日
  • 日本政策投資銀行

日本政策投資銀行・信金中央金庫・北陸銀行連携による
地方中堅企業発行社債への支援スキームに基づく第一号案件の実行について

  1. 日本政策投資銀行は、リレーションシップバンキングへの取り組み強化の一環として、信金中央金庫、北陸銀行と連携し、地方中堅企業が社債を発行する際の支援スキームに基づく第一号案件を実行しました。
  2. 今般、対象となるのは、電子部品メーカーの北陸電気工業(株)(本社:富山県大沢野町、証券コード:6989)の発行する社債(20億円)で、同社のメイン銀行である北陸銀行が財務代理人を務め、当行が債務保証を行います。当該社債を裏付資産として発行される特定社債(=資産流動化法に基づく特定社債:特定目的会社名「サンダーバード」)につき、格付機関(R&I)からの格付(AAA)を取得した上で、信金中央金庫が受託し、北陸地域の信用金庫に販売することとしています(スキーム図参照)。
  3. 今回のスキームは、北陸地域に拠点を置きつつ、世界市場を視野とした高度な技術開発力・製品企画力を有している地場製造業を対象に資金調達支援を行うものです。日本政策投資銀行では、今後も同様のスキームを活用することにより、地域経済の自立的発展に資する事業への支援を全国的に拡大していきたいと考えております。

【スキーム図】