日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年2月16日
  • 日本政策投資銀行

いすゞ自動車(株)に対するシンジケート・ローンに参加
~国内では最大規模となる総額3,020億円の一括リファイナンスに協調融資~

  1. 日本政策投資銀行は、今般、トラックメーカー大手のいすゞ自動車(株)(以下「当社」)に対し、みずほコーポレート銀行(アレンジャー兼エージェント)が組成し25金融機関が参加する総額3,020億円のシンジケート・ローンのうち、タームローン2,400億円を対象にコ・アレンジャーとして参加することといたしました。本件は、既存借入金を一括返済の上で借入金の再構築を行うトータル・デット・リストラクチャリング案件であり、同種のファイナンスとしては国内において最大規模の案件となります。
  2. 当社は、2002年10月に、企業価値の再構築を目指す「いすゞ新3ヵ年計画」を発表し、グループを挙げて各施策の取り組みを進めてきました。その結果、 2005年3月の計画期間満了を待たずに、全ての目標の達成に目途がついたことから、2008年3月期を次なる目標とする新たな中期経営計画を昨年11月に発表しました。そして、今般、既存借入金のリファイナンスを実施し、既存取引金融機関を中心とした新たな金融機関取引体制を構築することで、財務面においても確固たる企業基盤の確立を図ろうとするものです。
  3. 当社は高いディーゼルエンジン技術を有し、世界各地で環境にやさしいトラックの開発製造に取り組んでいます。みずほコーポレート銀行、当行ほかの金融機関協調による本件シンジケート・ローンが、かかる取り組みの後押しとなることが期待されます。

<本シンジケート・ローンの概要>

◆ 組成総額 3,020億円
(1)タームローン 2,400億円 (期間5年800億円、期間7年1,600億円)
(2)コミットメントライン 620億円
◆ アレンジャー みずほコーポレート銀行
◆ コ・アレンジャー 日本政策投資銀行、三菱信託銀行、東京三菱銀行、横浜銀行
◆ エージェント みずほコーポレート銀行
◆ 参加金融機関 25金融機関
◆ 契約締結日 2005年2月16日
◆ 実行日 2005年2月22日

以 上