日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年2月21日
  • 日本政策投資銀行

宮銀リース(株)に対し、リレーションシップバンキングに基づく協調融資を実施

  1. (株)宮崎銀行及び日本政策投資銀行(以下「政策銀行」)は、このたび、宮銀リース(株)(本社:宮崎県宮崎市、資本金:50百万円、代表取締役社長:村上征士)に対し、リレーションシップバンキングの趣旨に基づき「地域金融機能高度化」融資を協調して実行いたしました。
  2. 宮銀リース(株)は、宮崎県を主たる地盤とする地域リース会社です。地域リース会社は、リースという金融手法を用いて地域企業の設備資金ニーズに対応するとともに、資産管理・事務代行機能など複数の機能を発揮して、地域企業の事業基盤強化を支援するなど、地域における金融プラットフォームとしての役割を担っています。また、リース会社には不動産担保に頼らない与信ノウハウの蓄積があり、このノウハウ活用により地域金融の活性化を図ることが期待されるところです。
  3. 政策銀行の「地域金融機能高度化」融資制度は、地域経済の発展を目的として、経営技術や資金調達の支援等を行う事業に対して適用される制度です。同制度の適用により「地域における金融プラットフォーム」機能の充実を図るものともなっています。
  4. 宮崎銀行と政策銀行は平成15年12月に「地域経済の発展に対する一層の貢献を連携して行うこと」を目的に業務協力協定を締結しております。これは、宮崎銀行の策定した「リレーションシップバンキングの機能強化計画」に基づくものでもあり、宮崎県を中心とした地域のプロジェクト・経済動向・産業活動や、また先進金融手法等に関する研究・情報交換、企画立案などの支援を、相互に行うものです。この枠組みの中、地域金融プラットフォームの強化を目的として、今回の協調融資が実現の運びとなりました。

    今回の協調融資による資金は、地域競争力の高い本格焼酎製造業など地場中堅企業が行う産業設備などのリース資産取得に充てられます。

  5. 宮崎銀行と政策銀行は、今後もリレーションシップバンキングの趣旨に則り地域経済の発展に貢献すべく、引き続き地域金融機能の充実策に取り組んでいきたいと考えています。

以上