• News Release
• 平成17年3月24日
• 日本政策投資銀行

（株）西武百貨店に対するシンジケート･ローンに参加
～私的整理ガイドラインに基づく再建計画の前倒し終結に協力～

1. 日本政策投資銀行は、今般、百貨店業界大手のミレニアムリテイリンググループの（株）西武百貨店（以下「当社」）に対し、みずほコーポレート銀行(アレンジャー兼エージェント)が組成し、43金融機関が参加する総額1,450億円のシンジケート・ローンにコ･アレンジャーとして参加致しました。本件は、私的整理に関するガイドラインに基づく再建計画の前倒し終結を目的とし、組成されたものであり、既存借入金を一括返済の上で借入金の再構築を行うトータル･デット･リストラクチャリング案件となります。
2. 当社は、2003年3月より私的整理ガイドラインに基づく再建計画を進めてきましたが、事業収益については当初計画を上回り順調に推移しており、またミレニアムリテイリンググループの一連の資本政策を実施することで財務的不安も一掃されました。このような状況に鑑み、私的整理ガイドラインに基づく金融協定を1年前倒しで終結させるために、本シンジケート・ローンによる1,450億円と既存取引行からの新規借入350億円を合わせ、既存借入金全額 (1,800億円)を一括返済し、借入金全額の再構築を行うトータル・デット・リストラクチャリングを実行したものであります。
3. みずほコーポレート銀行、当行他の金融機関協調による本件シンジケート・ローンが、当社の再建計画の早期終結のみならず、新たな金融機関取引体制の構築、及び長期資金の安定的調達を可能にし、財務面においても確固たる企業基盤の確立が図られる後押しとなることが期待されます。