日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成16年4月1日
  • 日本政策投資銀行

オーケー食品工業株式会社に対するシンジケート・ローンの組成について

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村 武、以下DBJ)及び西日本銀行(頭取:新藤 恒男)は、オーケー食品工業株式会社(社長:川﨑幸夫、JASDAQ、銘柄コード:2905)に対しまして、DBJの制度融資である「地域有効事業活用支援融資」を組み込んだシンジケート・ローンの組成を行ないました。

    地域有効事業活用支援融資 : 地域の金融機能の高度化に資するとともに地域にとって有意義な事業の維持・継続を図る取り組みを支援する制度です。

  2. オーケー食品工業株式会社は昨年10月に日本製粉株式会社と資本参加を伴う業務提携を行い、事業構造の改善・再構築を図っているところですが、参加金融機関は、キャッシュフローシミュレーションを実施しその実現性が高いものと判断したほか、再生についても既に最終段階に到達していると認識し、本件シンジケート・ローンを承認したものであります。
  3. 本件シンジケート・ローンは、昨年11月にリレーションシップバンキングの機能強化を目指して西日本銀行とDBJの間で締結いたしました「業務協力協定」に基づく第1号案件であり、九州地域内においても同様の協定による初のシンジケート・ローン案件です。
  4. オーケー食品工業株式会社にとって本件シンジケート・ローン導入は、財務キャッシュフローの余裕を生じることで油あげ事業の設備投資を機動的に行なえるほか、総合政策金融機関であるDBJからも再生について高く評価されたことで信用力の強化につながるものであります。
  5. 西日本銀行、DBJは、今後もこうしたシンジケート・ローンをアレンジすることにより、有益な素地を持ち地域に貢献する中堅企業等の資金調達を支援していく方針です。

【案件の概要】

・融資総額 :11億円
・融資形態 :証書貸付(タームローン)
・主幹事(アレンジャー) :日本政策投資銀行 、西日本銀行
・事務代理人(エージェント) :西日本銀行
・参加金融機関 :日本政策投資銀行、UFJ信託銀行、西日本銀行
・契約締結日 :平成16年3月31日

以上