日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成16年6月15日
  • 日本政策投資銀行

株式会社ミレニアムリテイリングに対する出資等について

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村武)は、このたび、(株)ミレニアムリテイリング(以下MR)に対し、事業再生ファンドの制度による23億円の出資を行なうと共に、当行が事業再生ファンドによって保有する(株)西武百貨店の株式をMR株式へ交換することと致しました(払込予定日:平成16年7月1日)。
  2. (株)そごう、(株)西武百貨店を傘下に置くMRグループは、今般、野村プリンシパルファイナンス(株)等から出資を受け、(株)西武百貨店を完全子会社化する等一連の資本政策を実施し、グループ将来戦略の加速を進めていくことを計画しています。当行は昨年度、(株)西武百貨店の私的整理ガイドラインに基づく再建を支援するため、16億円の出資を行なっていますが、広い顧客層から支持を受けている両百貨店事業の立て直しをより早期に確実にするために、今回の資本政策に協力し、出資及び株式交換を行なうことにしたものです。
  3. MRグループの業績は、計画を大幅に上回るペースで改善しており、今般の資本政策の実施により、グループの経営基盤、財務基盤は一層強化されると認識しております。
  4. 当行は、今後も、我が国における事業再生の円滑な推進を図るため、再生可能性のある事業に対して、出融資等の資金支援を積極的に行っていく所存です。

以上


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