日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成16年7月1日
  • 日本政策投資銀行

七十七銀行・みずほコーポレート銀行・日本政策投資銀行が協調し、
地域中堅企業の事業再編を支援
~宮城交通(株)の地方バス事業再編に対し、シンジケート・ローンを組成~

  1. 七十七銀行、みずほコーポレート銀行及び日本政策投資銀行は、このたび、宮城交通株式会社(社長:谷田貝勲、宮城県仙台市)が行う、地域バス事業の再編に対し、シンジケート・ローンを組成、融資を実行致しました。
  2. 宮城交通株式会社は、昭和45年に設立され、仙台圏を中心に宮城県全域に営業基盤を有する東北地域最大の民営バス会社です。

    今回の地域バス事業再編は、宮城県下に広範な事業展開を行っている当社が、路線・車両・人員等の経営資源を、地域子会社に移管・再配分するものです。銀行団は、今回の再編によって当社事業の生産性向上と効率的維持・継続が図られ、当社の経営改善に資するものと判断、融資を決定致しました。

  3. 本件協調融資は、宮城交通(株)の主力金融機関である七十七銀行及びみずほコーポレート銀行がアレンジャーを、日本政策投資銀行がコ・アレンジャーを務め、総額18億7千万円のシンジケート・ローンを組成致しました。

    <本件シンジケート・ローンの概要>

    ◆ 組成総額 18億7千万円
    ◆ アレンジャー 七十七銀行、みずほコーポレート銀行
    ◆ コ・アレンジャー 日本政策投資銀行
    ◆ 参加金融機関 アレンジャー3行を含む合計6行
    ◆ 契約締結日 平成16年4月27日
    ◆ 融資実行日 平成16年4月30日
  4. なお、日本政策投資銀行は、従来より協調融資等を通じて、地域金融機関のリレーションシップバンキング機能強化への協力を進めてまいりましたが、今年度よりこれをさらに推進すべく、地域金融機関と協調して地域中堅企業の合理化・効率化を支援する「地域中堅企業協調支援」制度を創設致しました。本件は、本制度の全国での初めての適用となります。また、七十七銀行と日本政策投資銀行の間で平成15年10月に締結された業務協力協定に基づく第1号融資案件です。
  5. 七十七銀行、みずほコーポレート銀行及び日本政策投資銀行は、引き続き協調・連携して地域中堅企業の合理化・効率化を支援し、地域経済の活性化に寄与していく所存です。