日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成16年9月28日
  • 日本政策投資銀行

国際自動車(株)に対するシンジケート・ローンについて

  1. 日本政策投資銀行は、UFJ銀行及びあおぞら銀行等金融機関数行と共に、国際自動車(株)に対する総額294億円のシンジケート・ローンを組成し、27日に融資実行致しました。
  2. 国際自動車(株)は、今月14日に産業活力再生特別措置法に基づく国土交通省による事業再構築計画の認定を受け、当社の本業であるタクシー・ハイヤー・バス事業への経営資源集中、不動産事業等からの撤退、賃貸ビル等保有不動産の売却による有利子負債削減、シナジー・キャピタル(株)が運営するプライベート・エクイティー・ファンドによる債務の株式化及び第3者割当増資引受等の支援、既存借入金のリファイナンス、等を骨子とした経営再建計画を実施しております。
  3. 本件協調融資は、早期事業再生の一環として組成された大型のシンジケート・ローンであり、日本政策投資銀行は、主として以下の点を評価して融資を決定しました。
    • 特に当社のタクシー・ハイヤー事業について、営業面・オペレーション面での競争力が優れており、今後も都内最大手としての地位を維持しうるものと評価出来ること
    • 当社の経営再建計画の内容が抜本的かつ実効性の高いものと評価出来、同計画実施後において相応の収益力を確保・持続することが見込まれること
    • シナジー・キャピタル(株)からの経営支援による企業価値の向上が期待されること
  4. 本件融資により、国際自動車(株)の事業基盤の一層の維持・発展が図られることが期待されます。今後も、日本政策投資銀行は早期事業再生に取り組む企業に対する支援に関し、積極的に協力していく方針です。

以上