日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成20年2月4日
  • 日本政策投資銀行

「FINTECH GIMV FUND」を設立
~技術系ベンチャー企業のグローバルな事業展開を促進~

  1. 日本政策投資銀行は、フィンテックグローバル株式会社(東証マザーズ上場)、GIMV(ベルギー最大のプライベート・エクイティー投資会社・ユーロネクスト・ブリュッセル証券取引所上場)とともに、情報通信(ICT)、新素材及びライフサイエンス等の技術をベースとした国内外のベンチャー企業を投資対象とする「FINTECH GIMV FUND」へスポンサー(リードインベスター)出資を行い、2007年12月に同ファンドが設立されました。
  2. 同ファンドは、55百万米ドルでファーストクロージングを完了し、最終的には総額100百万米ドルのファンド規模を予定しております。ファーストクロージングには、上記3社の他、世界最大の総合化学メーカーであるBASF(ビー・エー・エス・エフ)グループ他も出資しており、本年1月より本格的な投資活動を開始いたしました。
  3. 同ファンドの運営及び管理はジェネラルパートナーであるFGF Management Limited(チャンネル諸島ジャージー籍)が行い、フィンテックグローバルキャピタル合同会社が、FGF Management Limitedに対し投資に関する助言等を行います。
  4. フィンテックグローバルキャピタル合同会社のチームは、国内大手ベンチャーキャピタルの国際投資部門で長年キャピタリストとして経験を積み、欧米の一流 VC・ビジネスパートナーとの強力なネットワーク、グローバルな事業展開支援に強みを持つファンドマネージャーで構成されます。
  5. 近年、技術開発におけるグローバルな競争はますます激化し、優れた技術でも日本市場だけでは企業価値を最大化することは難しい状況になってきています。追加投資による十分な資金の供給に加え、日本の優れた技術に対しグローバルマーケットへの事業展開を可能としたり(in-out)、海外の優れた技術との融合により日本での事業展開をより堅固にする(out-in)など、フィンテックグローバル(株)や日本政策投資銀行が有する金融ノウハウ・ネットワークとGIMVや欧米の一流VCが有するグローバルネットワークを活用し、多面的なクロスボーダーチャンスを提供、国内外ベンチャー企業のグローバルな事業展開による成長加速を強力に推進する予定です。