日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成20年3月11日
  • 日本政策投資銀行

福島県企業立地活性化促進戦略に合致する事業として、
味覚糖(株)に対し、地域再生計画に基づく融資を実施

  1. 日本政策投資銀行(総裁:室伏稔)は、味覚糖株式会社(社長:山田一郎、本社:大阪市)が行う福島県白河市における福島工場新設工事に対し、「福島県企業立地活性化促進戦略」に合致する事業として融資を実行しました。
  2. 地域経済の活性化と地域雇用機会の創出その他地域の活力の再生を図るため、平成15年10月、国は地域再生本部を設置、地方公共団体が策定する地域再生計画を認定し、これに伴いさまざまな支援措置を講じており、当行の出融資及びアドバイスもその中に含まれています。

    現在の認定地域再生計画数(地域再生法施行後)は全国計963件、このうち「福島県企業立地活性化促進戦略」は平成19年11月22日に認定されたものです。

  3. 福島県は、地域の強みを生かした戦略的で特色ある企業誘致の促進及び産業集積、県内産業を担う人材の育成確保等を柱に据え、県産業全体の育成を図るべく上記計画を策定しました。企業立地促進を核とした産業活性化の推進に取り組み、多様性と創造性にあふれた活力ある県づくりを計画の目標としています。

    同計画においては、戦略的企業誘致及び産業集積促進のため、重点誘致対象が定められており、また、県内への新規立地事業者の投資や新産業創出・活性化に資する事業等に対する当行の支援措置が同計画に盛り込まれています。

    本件は同計画に合致する事業に対する融資第1号案件であり、福島県における地域再生計画に基づく融資としても初めてとなります。

  4. 味覚糖株式会社は、キャンディー・グミ・錠菓等を製造販売する味覚糖グループの製造会社で、独自の商品開発と優れた生産技術・マーケティング戦略によって、各商品分野において有力なヒットブランドを擁しています。

    本件福島工場新設工事は、首都圏からのアクセスに優れ、強固な地盤と良質・豊富な工業用水を誇る福島県白河市の「工業の森・新白河」において、奈良工場に次ぐ第二の生産拠点を設けんとするものであり、同グループの東日本における事業基盤を強化するとともに、地域振興及び雇用創出にも資するものです。

  5. 日本政策投資銀行は、今後も福島県の重点産業の一層の活性化を支援するとともに、地域再生計画に基づき、地域再生の推進に資する事業に対してご協力していく所存です。

以上