日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成19年4月13日
  • 日本政策投資銀行

相鉄グループビル流動化事業のファイナンスパッケージに対し、
メザニンローンを実施

  1. このたび本行は、相模鉄道株式会社(以下「相鉄」)グループが行った流動化事業についてのファイナンスパッケージに対して、メザニンローンを実行いたしました。
  2. 相鉄は、横浜駅を起点とする大手民鉄事業者であり、また、相鉄グループとしては、運輸事業の他、横浜市を中心に、商業施設・オフィスビル・ホテル等の不動産事業等も幅広く行っております。

    今般、相鉄グループは、不動産賃貸事業における所有と運営の役割分担の明確化や不動産金融商品化という流れに対応し、且つ、相鉄グループのコア事業である不動産賃貸事業の基盤強化、不動産ビジネスの領域拡大及び沿線価値の向上を図るべく、不動産証券化ビジネスへ参入することとなりました。

  3. 本行は、本件アレンジャーである株式会社マックスリアルティー、株式会社三井住友銀行、及びシニアレンダーである株式会社横浜銀行とともに、相鉄グループと充分な協議・検討を重ね、本行がメザニンレンダーとしてリスクテイクするようなスキームを構築しました。

    流動化対象となるビルは、主として横浜駅西口に所在しており、本件流動化事業を通して、横浜エリアの不動産流動化市場の活性化に役立つばかりか、今回のファイナンススキームやノウハウの活用により、横浜駅エリアの再開発にも弾みが付くことが期待されます。

  4. 日本政策投資銀行は、今後ともメザニンローンのようなリスクマネーの供給に注力し、プロジェクト形成支援等の機能を活かして、都市インフラの向上に積極的に協力してゆく考えです。

以上