日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成19年5月23日
  • 日本政策投資銀行

香川銀行、中国銀行と協調し、鎌長製衡(株)に対し、
会社整理終結のためのシンジケート・ローンを実施

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村武)、香川銀行(頭取:遠山誠司)及び中国銀行(頭取:永島旭)は、会社整理手続の下で経営再建を進めてきた鎌長製衡(株)(本社:香川県高松市、代表取締役:金本重孝)に対する会社整理手続き早期終結のためのシンジケート・ローン(協調融資)を実行致しました。
  2. 鎌長製衡(株)は、トラックスケールやパッカースケール・ホッパースケールを主力製品とする産業用はかりメーカーです。当社は、平成7年9月に会社整理申立を余儀なくされましたが、その後は会社整理計画に則って整理債務の弁済を行ってきました。
  3. 本件シンジケート・ローンは、会社整理の早期終結により会社の信用を高め、事業基盤を安定化させることを目的として、日本政策投資銀行、香川銀行及び中国銀行の3行が協調して、残る会社整理債務の一括弁済資金融資(EXITファイナンス)を実行したものであり、銀行団は主として以下の点を評価して融資を決定しました。
    • 小回りの利く営業体制と開発力により顧客の細やかな要望に応え、汎用品と差別化が出来ていること。
    • 上記により実績を重ね、産業用はかりという分野において高シェアを維持し、強固な事業基盤を築いていること。
  4. 本件シンジケート・ローンにより、当初計画していた平成24年度の整理債務完済より6年前倒しして、また会社整理開始から10年で債務の返済を終えました。当社は、会社整理から脱却することによって、取引先からの信用力向上、設備投資実行などの前向きな事業展開等、事業基盤の一層の維持・強化が期待されます。
  5. 日本政策投資銀行、香川銀行及び中国銀行では、今後も積極的に企業支援・事業再生に取り組み、四国地方の地場企業及び地域経済の発展に貢献して参ります。

以上