日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成19年8月10日
  • 日本政策投資銀行

淡路マテリア(株)に対し、
メザニンファイナンスを活用したシンジケート・ローンを実施

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村武)、株式会社みなと銀行(頭取:籔本信裕)、株式会社徳島銀行(頭取:柿内愼市)及び淡路信用金庫(代表理事:瀧川好美)は、平成19年7月31日、鋼製溶接式管継手の大手メーカーである淡路マテリア株式会社(代表取締役:三尾堯彦、本社:兵庫県洲本市)に対し、メザニンファイナンス(劣後ローン)を活用したシンジケート・ローンを実施しました。
  2. 鋼製溶接式管継手は、電力やガス、石油精製関連のプラント、造船、建築設備等の配管として用いられますが、高い品質や国際的なコスト競争力、迅速な納期を求められるという特徴があります。その中で当社は製品競争力を高めるべく、海外(タイランド)の子会社にて生産を行っており、その品質・コスト・供給力に於いて世界的に高い評価を得ております。
  3. 当社業績は、過去の製品価格競争の激化により低迷を余儀なくされておりましたが、近時は製品価格の回復や、旺盛な設備投資を背景とした需要増により、収益力は強化されつつあります。一方で、財務基盤の改善が急務であったことから、今般、日本政策投資銀行が劣後ローンという資本に近い性質を持つ資金を導入しつつ、地域金融機関3行がシニアローンを提供することで、当社に対する支援体制を構築したものです。
  4. 日本政策投資銀行、みなと銀行、徳島銀行及び淡路信用金庫は、今後も多様な資金調達スキームを活用した協調融資への取り組みを積極化することで、地域経済の発展に資する企業のニーズに的確かつ迅速に対応し、地場企業及び地域経済の発展に貢献してまいります。