日本政策投資銀行

  • News Release
  • 2007年9月7日
  • 日本政策投資銀行

ホームページ担保を活用したシンジケート・ローンを組成
~「MOTHER’S AUCTION」運営の(株)アイディーユーに対し~

  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村武)は株式会社アイディーユー(本社:大阪市、代表取締役:池添吉則、以下IDU)に対し、ホームページ(IDUが運営するMOTHER’S AUCTION)担保を活用したシンジケート・ローンを組成致しました。

    ホームページを担保としたシンジケート・ローンは、弊行初のケースとなります。

  2. IDUは東証マザーズ上場の、不動産インターネットオークション「MOTHER’S AUCTION」を企画・運営する企業です。平成12年に国内初の不動産インターネットオークションを開催以降、着実に取引量・利用者が拡大しており、国内最大級の不動産インターネットオークションを企画・運営する企業として急成長を遂げております。

    本年6月には社団法人全国宅地建物取引業協会連合会より、「全宅連公認不動産インターネットオークション」の第一号の認定を受けております。

  3. 今般の融資は、「MOTHER’S AUCTION」のより信頼性の高いシステムの構築、および出展物件拡大への対応、ならびにその他多様なニーズに対応したサービスコンテンツの拡充のためのシステム開発資金の提供を目的としたシンジケート・ローンです。
  4. ホームページ担保融資は、ホームページが生み出す収益に着目した融資スキームです。本件においては、IDUの不動産インターネットオークション事業に向けた取組みを高く評価するとともに、「MOTHER’S AUCTION」が生み出す収益を評価し、今後の更なる不動産インターネットオークション事業の発展を促進することを目的に、シンジケート・ローンを組成したものです。
  5. 日本政策投資銀行は、引続き新産業創出・活性化を推進すべく、その成長性も高いと見込まれる企業に対して多様な資金調達支援を行う方針であり、新しいインフラやビジネスの開拓に貢献していく所存です。

【不動産インターネットオークションとは】

不動産インターネットオークションとは、インターネット上で不動産をオークション形式で売買することを指します。

IDUは平成11年6月に国内での不動産オークションが解禁となったことを受け、平成12年5月に「MOTHER’S AUCTION」をスタートさせております。価格決定の合理的かつ透明性の高い価格形成による不動産取引が可能となる新しい不動産の取引形態として注目を浴びております。

【シンジケート・ローンの概要】

(1)アレンジャー :日本政策投資銀行
(2)参加金融機関 :日本政策投資銀行、りそな銀行、静岡銀行、百五銀行、南都銀行、関西アーバン銀行
(3)金額 :30億円
(4)期間 :4年
(5)契約締結日 :平成19年9月3日