日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成19年10月12日
  • 日本政策投資銀行

(株)ロジコムに対し、知的財産権担保融資を実施
~物流業への知的財産権担保融資としては中国地域初~

  1. 日本政策投資銀行 (総裁:室伏 稔)は、株式会社ロジコム(社長:大上 正治、本社:広島市)に対し、知的財産権担保融資を行いました。
  2. 株式会社ロジコムは、昭和34年、広島市にて設立し、現在、関東・東海・関西・九州地域に13カ所の営業所をもつ自動車部品の製品管理及び輸送を専門的に扱う物流会社です。

    当社は、設立以来培ってきた自動車部品輸送のノウハウを蓄積し、近年ではIT技術を活用した自動車部品輸送を効率化するビジネスモデルに関する特許を取得し、3PL(サードパーティーロジスティックス)として、様々なビジネスソリューションを展開しており、当社による輸送効率向上と輸送効率向上を通じた環境負荷低減効果は、ユーザーから高い評価を得ています。

    主なノウハウとしては、

    1. 異なる形状・重量の部品を組み合わせて輸送を効率化するノウハウ
    2. 自動車完成車メーカーと部品メーカーとの間で受発注情報・在庫情報を一括管理し、JIT(ジャストインタイム)を実現するノウハウ
    3. 部品の輸送量に応じた規模のトラックを配送することで輸送効率を向上させるノウハウ
    等が上げられます。

    今回、日本政策投資銀行は、株式会社ロジコムの物流とITの融合を通じた物流効率化及び環境負荷低減を提供可能なビジネスモデルに着目し、事業資金の一部について知的財産権担保融資を実行致しました。なお、物流業への知的財産権担保融資としては中国地域初となります。

  3. 日本政策投資銀行では、知的財産権を活用した融資スキームを通じて、地域に潜在する成長企業の行う設備投資等に対して支援を行い、地域活力の創造、新産業の創出・活性化に貢献したいと考えております。