日立セメント(株)に対し、環境配慮型社会形成促進事業向け融資を実行セメント製造業として初めて、「資源有効利用促進等資金利子補給金事業」認定を取得

1. 当行は、このたび日立セメント株式会社(本社:茨城県日立市)に対し、「バグフィルター」新設資金を対象事業とした融資を実行しました。本件は、セメント製造事業者として経済産業省による「平成20年度資源有効利用促進等資金利子補給金事業」の認定を受けた初めての案件です。

2. 「資源有効利用促進等資金利子補給金事業」は、金融機関が行う資源の有効利用の促進に係る設備投資向けの融資事業に対し、国が利子補給することにより、資源エネルギーの合理的かつ適切な利用を促進し、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とするものです。

3. 日立セメント株式会社は、茨城県日立市に拠点を構える地場独立系のセメントメーカーであり、従来からセメント製造工程において産業廃棄物を投入し原料等として再利用しています。
今般新規導入した「バグフィルター」は排ガスダストを捕集する装置です。
産廃原料の多品種化に伴う排ガスダストの物性(水分、電気抵抗値等)の変化により、従来使用していた「電気集塵機」では捕集しきれない恐れがあるため産廃物投入量を抑制せざるを得ませんでしたが、「バグフィルター」の導入により集塵能力を強化したことで、原料等としてセメント製造工程に投入する産廃物の投入量を大幅に改善することが可能になります。
 当社は、かかる取り組みによる産業廃棄物のリサイクル促進を通じた環境負荷低減効果が評価され、セメント製造事業者として初めて上記利子補給金事業の認定を受けることとなりました。


4. 当行は、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も資源循環型社会の形成に向けたお客様の取り組みを積極的に支援して参ります。




以上

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