「北海道の上場企業」は、小売業がもっとも多く(1/4が小売業)、サービス業も多い。製造業では食料品が多い。本店所在地は札幌市が8割を占める。
東証1部上場企業は全体の1/4以下であり、時価総額100億円を超える企業も3割にとどまるなど、「上場企業」といえども小粒の企業も多い。
「北海道の上場企業」の前期の総売上高(金融業除く)は約4.5兆円。前期は道外展開している企業のM&A等による業績の伸びが大きく、利益の総額も増益となった。また、時価総額の大きい企業ほど業績がよい傾向がみられた。
M&A等により積極的に業容を拡大してきた企業の業績が好調である一方、厚い自己資本がありながら業績が伸び悩む企業もあるため、そのような企業は視野を広げ、一段の成長を目指す努力が不可欠と考えられる。
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