美容・健康機器メーカーに対し、IPOに向けた財務戦略をサポート~ヤーマン(株)が発行する普通株転換型優先株を引受~

 日本政策投資銀行は、美容・健康機器販売事業を主業とするヤーマン株式会社(代表取締役社長:山﨑貴三代)(以下「当社」)に対して、研究開発や事業拡大に伴う設備投資等を資金使途として10億円の優先株の引受を行いました。

 当社は、体脂肪計を我が国で初めて開発するなど、一貫して「消費者の目線」を重視した付加価値指向型の製品の提供を目指しており、「機能性」「デザイン」の面における常に新しい発想の下、美容・健康に効果的で在ると考えられる製品の開発・販売に注力しています。消費者ニーズを迅速に製品開発に反映させるこのような取り組みにより、業績が好調に推移していることから、当社は、現在、ブランド力の強化や信用向上等を主目的として、来年を目途に株式市場への上場を検討しているところです。

 当行は、以下の点を踏まえて、当社に対して普通株転換型優先株出資を決定致しました。
1.各チャネルのブランド戦略が、徐々に浸透・奏功していることから、収益基盤が一層強化・安定化しており、将来的にも継続的に相応の収益力確保が見込めること
2.消費者の価値観・感性を重視して誕生した体脂肪計の開発等、多くの特許権を獲得していることに代表されるように、マーケティングと発想力が生み出した機能性等に富んだ商品を従前より開発し続けていることに加え、潜在的な需要を喚起するべく、不断の商品改善を図っていること
3.当社が来年計画している株式市場上場に向けた財務基盤の強化に資することに加え、株式市場に対する信用補完が期待されること

 当行は、10月1日の民営化以降も、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さま信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、IPOを目指すお客さまの取り組みを積極的に支援して参ります。

以上

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