昭和シェル石油(株)の太陽電池事業(宮崎工場)に対し、地域金融機関によるシンジケートローンを組成

株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔 以下「DBJ」という。)は、昭和シェル石油株式会社(代表取締役:香藤繁常、以下「当社」という。)に対し、総額300億円のシンジケートローンを組成し、28の地域金融機関が参加しました。

当社は、国内大手元売り石油会社として石油事業における強固な基盤を築きつつ、来たる低炭素社会に対応したエネルギービジネスとして次世代型CIS太陽電池*事業を積極的に展開しています。現在、宮崎に太陽電池の第3工場を建設しており、既に稼働している第1および第2工場と合わせて、世界最大規模となる約1ギガワットの年産能力に拡大し、グローバルシェア10%の獲得を目指しています。

DBJは、環境に優しいクリーンエネルギーの推進と地域経済の発展を促進するため、2010年3月の地元九州限定シンジケートローンに続き、昭和シェル石油株式会社の太陽電池事業向けとしては第2回目のシンジケートローンを組成しました。

DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、クリーンエネルギー普及につながるお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

【シンジケートローンの概要】
アレンジャー:DBJ
エージェント:DBJ及び福岡銀行
貸出人:滋賀銀行、常陽銀行、千葉銀行、中国銀行、西日本シティ銀行、百五銀行、福岡銀行、
北陸銀行、兵庫県信用農業協同組合連合会、広島銀行、青森銀行、伊予銀行、大分銀行、
鹿児島銀行、七十七銀行、親和銀行、第四銀行、トマト銀行、南都銀行、八十二銀行、
肥後銀行、百十四銀行、宮崎銀行、池田泉州銀行、岩手銀行、京都銀行、宮崎太陽銀行、他
金額:300億円

*CIS太陽電池
主原料である銅(Copper)インジウム(Indium)セレン(Selenium)の頭文字をとった薄膜系の太陽電池で、以下の特長がある。
1)従来型の結晶シリコン系太陽電池とは異なる全く新しい構造の薄膜化合物系太陽電池。
2)シリコンを使用しないため、原料不足問題に影響されない。
3)鉛やカドミウムなどの物質を使用していない環境対応型商品。
4)外観は結晶系とは異なり、黒一色の落ち着いたデザイン。

【お問い合わせ先】
株式会社日本政策投資銀行 シンジケーショングループ 03-3244-0016
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