(株)エフピコに対する「環境クラブ型シンジケートローン『エコノワ』」組成でADFIAP Awards地域開発部門特別賞を受賞

 平成23年4月20日から北キプロスのキレニアで開催されたADFIAP(アジア太平洋開発金融機関協会(※))の年次総会にて、株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)が実施した、株式会社エフピコ(本社:広島県福山市、代表取締役:小松安弘、以下「エフピコ」という。)に対する「環境クラブ型シンジケートローン『エコノワ』」(以下「エコノワ」という。)組成が評価され、ADFIAP Awardsの地域経済開発部門特別賞を受賞しました。

 ADFIAP Awardsは、域内の優秀かつ啓発性の高いディールを広く周知し、金融手法・技術の共有を図る目的で、前年度に優れた実績を残したアジア太平洋地域の開発金融機関を表彰するものです。

 受賞対象となった案件は、食品トレーの業界最大手であり、トレーの自主回収からエコトレーへと再商品化する独自のリサイクル体制を我が国で初めて確立したエフピコが実施したリサイクル関連投資を対象として、組成されたエコノワです。エコノワは、企業が負担する環境費用や投資を対象として、環境意識の強い金融機関により組成されるシンジケートローンであり、受賞対象案件では、地域の環境配慮活動を促進すると共に地域と環境との結びつきを強化するため、エフピコのリサイクル工場が存する地域を営業基盤とする地域金融機関14行とDBJが一体となって融資を行いました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域再生・活性化等に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


(※)ADFIAP概要
正式名称Association of Development Financing Institutions in Asia and the
Pacific(アジア太平洋開発金融機関協会)
設   立1976年10月(本部:フィリピン/マニラ)
目   的アジア太平洋地域の開発金融機関の協調促進、開発金融の調査研究、
人材育成等
加盟機関日本・中国・韓国及びASEANを含むアジア42ヶ国・地域の110機関

【お問い合わせ先】
国際統括部       電話番号03-3244-1770
中国支店 業務課   電話番号082-247-4933

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