近畿日本鉄道(株)の超高層複合ビル「阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)」に対し、DBJ Green Building認証「プラン認証」実施~全国初のプラン認証、かつ関西の事業者が保有するビルとしては第1号の最高ランク「プラチナ(プラン認証)」を付与~

 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、平成23年7月27日、近畿日本鉄道株式会社(取締役社長:小林哲也、以下「近鉄」という。)が開発・推進する物件に対し、DBJ Green Building認証の全国初のプラン認証(※)を実施しました。

 DBJ Green Building認証制度は、ビルの環境性能に加えて、防災や防犯、及び不動産を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請に配慮した不動産(“Green Building”)の普及促進を目的に、DBJが独自に開発したスコアリングモデルにより評点化を行い、その上で時代の要請に応える優れた不動産を選定・認証するものです。DBJは、ビルオーナーであるお客さまの日々の様々なオペレーションについて、金融機関としてIR・CSR面で支援しながら、より積極的に財務面でも支援します。

 今回、全国で初の「プラン認証」という形で認証し、かつ関西の事業者が保有するビルとしても初の認証となった「阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)」は、近鉄が建設事業を進めている高さ日本一となる300mの超高層複合ビルで、平成26年春のオープンを目指しています。

 プラン認証にあたって今回高く評価したポイントは、(1)最新技術を盛り込み、非常に優れた環境性能を有している点、(2)鉄道7路線と直結した抜群のアクセスの良さに加え、百貨店やホテルのほか複数のオフィスサポート施設を導入することでテナントの利便性を高め、オフィスとして極めて高いアメニティを提供している点、(3)美術館や屋上庭園など、ビジネスだけではなく、文化的でゆとりのある空間を提供し、新たなワークスタイルの創造を目指している点、(4)地域全体の活性化のため、周辺地域と協働したまちづくりを行っている点などです。

 その結果、当ビルに対し、DBJ Green Building認証の全国初のプラン認証として、かつ関西の事業者の保有するビルとして初となる最高ランクの評価「プラチナ(プラン認証)」を付与することとしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境や社会に配慮した不動産事業を行うお客さまの取り組みを積極的に支援してまいります。

※「プラン認証」とは、竣工前の物件について、その開発計画を元に、環境性能やテナント利便性、その他オーナーや物件関係者との間で予定されている種々の取り組みを、DBJ Green Building認証のモデルを使ってスコアリングし、その開発計画である「プラン」について認証する仕組みです。

 
(参考)
阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)(大阪市阿倍野区阿倍野筋一丁目1番43号)
阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称) 
敷地面積約28,700m²
延床面積約212,000m²
(既存建物と合わせて約306,000m²)
着 工平成22年1月
竣 工平成26年春予定
階 数地下5階、地上60階


国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビル
国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビル


 DBJ Green Building認証制度につきましてはこちらをご覧ください。

【お問い合わせ先】
関西支店  電話番号 06-4706-6455(企画調査課)


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