地域レポート「航空機関連産業の課題と将来戦略~機体製造分野Tier2企業を中心に~」を発行~(株)十六銀行と共同~

 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社十六銀行(頭取:堀江博海、以下「十六銀行」という。)との業務協力協定の一環として、地域レポート「航空機関連産業の課題と将来戦略~機体製造分野Tier2企業を中心に~」を発行しました。

 航空機製造業界は、防衛需要から世界的市場成長が見込まれる民間機需要にシフトしており、特に航空宇宙分野は、国の新成長戦略においても成長分野と目されています。また、今後10年間において、新型機の量産や既存機の後継機開発などが予定されており、それらの受注獲得に向け、大いに新規参入が期待できる業界でもあります。

 しかしながら、民間航空機市場は、熾烈なグローバル競争や韓国・台湾・中国といった新興国の急激な追い上げ等、厳しい外部環境下にあり、今後の生き残りをかけたコスト削減が不可欠となっています。国内斯業界が世界市場においてプレゼンスを示すためには、中長期的な視点で世界競争に打ち勝つ体制を整備していく必要があります。

 当レポートでは、航空機産業の現況、海外主要国の業界動向と新興国の新規参入、MRO※産業について調査するとともに、航空機産業が最も集積している東海地域の機体構造分野関連のサプライヤーへのヒアリングを実施(十六銀行と共同実施)することで、同産業の現状と課題を洗い出し、今後の発展に向けた6つの提言を行っております。更に、カナダのケベック州の事例と比較した日本における航空機クラスター施策の課題を抽出し、今後取り組むべき3つの方向性について考察しています。

 詳細は、DBJウェブサイト「地域・海外レポート(東海)」に掲載しておりますので、ご参照ください。

 ※MRO:Maintenance, Repair & Overhaul

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域のお役に立てる情報発信を積極的に行ってまいります。

 【お問い合わせ先】
 東海支店 企画調査課 電話番号052-231-7564
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