函館山ロープウェイ（株）に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施－「観光産業の未来づくり」認定－

　株式会社日本政策投資銀行（社長：橋本徹、以下「ＤＢＪ」という。）は、函館山ロープウェイ株式会社（本社：函館市、代表取締役社長：本間秀行、以下「当社」という。）に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

　「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするＤＢＪ独自の取り組みとして、平成22年5月に開始したものです。北海道支店では、『観光産業の未来づくり』をテーマのひとつにして、北海道の企業に対して情報面・資金面でのサポートに取り組んでいます。

　当社は、本年5月に発売された「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」（改訂第2版）で新たに三つ星として紹介される等、夜景では抜群の知名度を誇る函館山にてロープウェイ事業を営んでおり、函館の観光産業における中心的な役割を果たしております。東日本大震災により、当社の乗降客数も影響を受けておりましたが、8月の乗降客数が前年同月を上回る等、堅調な回復を達成しています。

　当社では、平成27年度末に迫る新幹線の函館延伸に向け、施設の大規模改修による魅力の維持・向上を目指しており、今年度は索道設備の心臓部である主電動機の大型滑車を更新するほか、来年度以降は支索やゴンドラの交換、展望台の改装等を予定しています。また、昨年度より、太陽光や風力を活用した照明設備の導入や、施設暖房の電化による重油使用量の削減等、「クリーン＆グリーン」を標語に環境負荷低減のための取り組みも積極的に進めています。

　本件は、当社のこうした取り組みが、地域の観光産業の高度化に資することから、北海道支店の「地域元気プログラム（『観光産業の未来づくり』）」として認定し、融資を実施したものです。

　ＤＢＪは、企業理念「金融力で未来をデザインします～私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます～」に基づき、今後も地域の成長に資するお客さまの取り組みを積極的に支援してまいります。

　【お問い合わせ先】
　北海道支店　業務第一課　電話番号０１１－２４１－４５１４