中越パルプ工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を取得 環境配慮製品の地域社会への貢献を評価-

 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、中越パルプ工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原田正文、以下「当社」という。)に対し、環境格付融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、富山県高岡市及び鹿児島県薩摩川内市に生産拠点を擁する総合製紙メーカーです。「地域社会との関わり合い強化と森林資源の保護を大前提に環境保全に貢献していきたい」というトップメッセージに基づき、地域のステークホルダーとの交流を深め、“里山保全”をキーワードとした環境経営を推進しています。

 今回の評価では、(1)里山保全への寄付金付き国産間伐材ペーパーである『里山物語』の協力企業、団体を着実に増加させている点、(2)地域の竹林整備のため、従来大量生産が困難であった『竹紙』を地域社会の協力を得ながら独自の集荷体制を築き、製品化を実現している点など、製紙事業を通じて、地域の生物多様性保全や資源の有効利用等に貢献している点を高く評価しました。
 結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第5部  電話番号03-3244-1620
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