新日本海フェリー(株)に対するシンジケートローンを組成

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という)は、新日本海フェリー株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:入谷泰生、以下「新日本海フェリー」という。)に対し、シンジケートローンを組成しました。

 新日本海フェリーは、昭和44年6月に設立された国内有数の長距離フェリー事業者であり、本州~北海道間に定期便4航路を有する他、クルーズ事業、ホテル事業等を行っています。

 今般、新日本海フェリーは、主要航路である敦賀-苫小牧を就航する船舶「すずらん」、「すいせん」(17,300総トン)2隻を、新船舶にリプレースします。新船舶は、ハイブリッドCRPポッド推進システム(※)、排気ガス発電機の搭載等により省エネを実現しており、旧船舶に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を約25%、窒素酸化物(NOx)を約40%削減する等、環境面に配慮した設計となっています。

 本件は、DBJをアレンジャーとして、今般の新船舶建造資金を対象としたシンジケートローンを組成したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 〔シンジケートローンの概要〕
  アレンジャー:DBJ
  貸出人:DBJ他23行

 ※ハイブリッドCRPポッド推進システムとは、電気式ポッド推進システムを従来のディーゼルエンジン推進システムと組み合わせたもの。電気式ポッド推進システムとは、電気モーターとプロペラを一体に組み込んだ繭型(ポッド:POD)推進装置のことで、ポッド自体を360°回転させることが可能で、港湾内及び離着桟操船時に優れた操縦性を発揮する。

 【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455
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